■2009(平成21)年度
寄附行為第4条の定めに従い、次の事業を行った。
■文化財保存修復助成事業
文化財の保存修復、管理、公開のための事業の助成
- 【美術工芸品の保存修復に対する助成】
- 神奈川県 中沼自治会 薬師如来坐像の保存修理
- 滋賀県 常善寺 板絵著色二十五菩薩来迎図一面の修理
- 京都府 六道珍皇寺 紙本著色珍皇寺参詣曼陀羅の保存修理
- 兵庫県 温泉寺 木造四天王立像の保存修理
- 奈良県 長谷本寺 木造十一面観音立像の修理
- 高知県 要法寺 絹本著色慈山院画像の保存修理理
- 熊本県 荒茂毘沙門堂管理組合 木造金剛力士吽形の保存修理
- 【有形民俗文化財の保存修復に対する助成】
- 富山県 八尾町東町曳山保存会 八尾町祭礼曳山の修理
- 【建造物の保存修復に対する助成】
- 山形県 天満神社 天満神社本殿・拝殿の修理
- 栃木県 大雄寺 大雄寺の保存修理(庫裏、総門、鐘楼、回廊)
- 埼玉県 山下いね 山下家住宅(内蔵)の保存修理
- 千葉県 龍正院 龍正院本堂の保存修理
- 長野県 土屋省吾 旧芦田宿本陣土屋家住宅の保存修理
- 岐阜県 横蔵寺 横蔵寺本殿の保存修理
- 静岡県 龍潭寺 龍潭寺の保存修理
- 愛知県 大樹寺 大樹寺伽藍の保存修理
- 大阪府 春日神社 春日神社本殿の保存修理
- 鳥取県 三佛寺 三仏寺建造物群の修理
- 【新潟中越沖地震・能登半島地震の被災文化財の復興支援】
- 新潟県 大泉寺修理 大泉寺仁王門の保存修理
- 石川県 来迎寺 木造薬師如来坐像の保存修理
■芸術研究等助成事業
文化財の保存修復及び芸術に関する調査研究、成果の発表、国際交流事業の実施等
に対する助成
- 「国宝源氏物語絵巻現状模写研究」
(東京芸術大学美術学部教授 手塚雄二) - 縄文時代晩期の環状木柱列の同時代仕様による復原とその研究
(能登町真脇遺蹟縄文館長 高田秀樹) - 鎌倉時代青蓮寺木造愛染明王坐像と五島美術館愛染明王坐像の比較研究
(大正大学文学部歴史文化学科教授 副島弘道) - 「日本及び東洋絵画の保存修復研究」
(東京芸術大学大学院文化財保存学助教 狩俣公介) - 「文化財保存修復専門家養成実践セミナー」
(NPO法人文化財保存支援機構副理事長 西浦忠輝) - 「東京藝術大学シンフォニーオーケストラ ドイツ公演」
(東京芸術大学音楽学部長 植田克己) - 「世界平和の構築を目指す世界遺産文化の道~国際交流シンポジウム」
(日本イコモス国内委員会委員長 前野まさる) - 「日韓国立映画教育機関による長編映画共同制作」
(東京芸術大学映像研究科教授 堀越謙三) - 「オーケストラプロジェクト2009~オーケストラパフォーマンスの現在~」
(作曲家・ピアニスト 中川俊郎) - 「日本―フィンランド 木造建造物の修復セミナー」
(筑波大学大学院准教授 黒田乃生) - 「芸大アーツイン東京丸の内」
(東京芸術大学学長 宮田亮平) - 「ICOMOS民家学術委員会~2009年次ルーマニア会議」出席
(日本イコモス国内委員会委員長 前野まさる)
- 「国宝源氏物語絵巻現状模写研究」
■国際協力事業
文化財の保護及び芸術文化に関する国際的な協力・交流、人材養成の事業
- 【敦煌研究院関係助成】
- 1998年12月10日付で合意された、人材育成等の援助計画に関する覚書に基づき、敦煌研究院より研究員2名の招致助成
(張小剛 李燕飛) - 敦煌研究院文化遺産データベース構築日中共同事業
(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室長 岡田 健)
- 1998年12月10日付で合意された、人材育成等の援助計画に関する覚書に基づき、敦煌研究院より研究員2名の招致助成
- 【アンコール遺跡保存修復事業に関する助成】
- プレ・アンコール、サンボー・プレイ・クック遺跡群の保存修復事業
(日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA) 団長 中川武)
- プレ・アンコール、サンボー・プレイ・クック遺跡群の保存修復事業
- 【在外日本古美術品保存修復協力事業に関する助成】
- 在外日本古美術品保存修復協力事業に対する助成
(東京文化財研究所保存修復科学センター副センター長 川野邊 渉)
- 在外日本古美術品保存修復協力事業に対する助成
- 【日中韓文化交流フォーラム関連事業の助成】
- 「三国G」日中韓東洋画―アジアを越える伝統へ
(東京芸術大学教授 斎藤典彦)
- 「三国G」日中韓東洋画―アジアを越える伝統へ
- 【その他、下記事業の実施に対する助成】
- 「ウズベキスタン共和国における文化遺産の調査と保全―人材育成と技術移転」
(駒澤大学文学部講師 古在浩明) - 「トルコ共和国カマン・カレホユック遺蹟出土遺物、建築遺構保存」
(中近東文化センターアナトリア考古学研究所長 大村幸弘) - 「モンゴル国ヘンティ県所在碑文・岩画遺蹟の記録作成プロジェクト」
(新潟大学超域研究機構教授 白石典之) - 「シリア国立ダマスカス博物館における常設展示設営
(東京大学総合研究博物館教授 西秋良宏)
- 「ウズベキスタン共和国における文化遺産の調査と保全―人材育成と技術移転」
■重点助成事業
- 【尼門跡寺院文化財保存修復助成事業】
- 霊鑑寺所蔵 絹本著色「普賢院御壽像」一幅の保存修理
- 光雲寺所蔵 木造東福門院像の保存修理
- 【シルクロード文化財保護フェローシップ事業】
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- シルクロード文化財保護フェローシップ助成事業
(中国国家文物局) - シルクロード文化財保護フェローシップ協力事業
(東京文化財研究所)
- シルクロード文化財保護フェローシップ助成事業
- 【アフガニスタン文化財復興支援事業】
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- アフガニスタン流出文化財壁画片の保存修復
(東京芸術大学大学院文化財保存学保存教授 木島隆康)
- アフガニスタン流出文化財壁画片の保存修復
■文化財の保護及び芸術振興に関する出版物の刊行、講演会の開催、その他普及広報活動に関連し次の事業を行った。
- (1)広報誌「絲綢之路」の発行
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- 第60号(2009-夏)平成21年6月15日発行
- 第61号(2009-秋)平成21年10月15日発行
- 第62号(2010-春)平成22年2月26日発行
- 発行部数:各2,000部
- 配布先:全国教育委員会、美術館、文化財研究機関、芸術系大学、新聞社、寄附者、賛助会員、理事・評議員、その他関係者に配布
- (2)在外日本古美術品保存修復カレンダー基金の募金活動
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- 募集期間:平成21年11月~平成22年1月
- 制作題材:ローマ国立東洋美術館所蔵「虫歌合絵巻」
- 募金応募件数:2,857口(募金額 9,414,465円)
- 制作協力:東京文化財研究所
- (3)日中韓文化交流フォーラム中国揚州会議の開催
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- 会期:平成21年10月14日~17日
- 会場:中華人民共和国揚州市
- (4)「妙高夏の芸術学校」の共催
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- 主催:妙高市、新潟県
- 共催:(財)文化財保護・芸術研究助成財団、新潟日報社
- 期間:平成21年7月30日~8月2日
- (5)第4回「文化財保存・修復-読売あをによし賞」を後援
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- 主催:読売新聞社
- 後援:文化庁、国立文化財機構
- (6)「尼門跡寺院の世界~皇女たちの信仰と御所文化」展を後援
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- 主催:中世日本研究所、東京芸術大学、産経新聞社
- (7)「文化財保存修復専門家養成実践セミナー」を後援
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- 主催:文化財保存支援機構
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(8)「文化遺産国際協力コンソーシアムシンポジウム」
~観光は文化遺産を救えるか:国際協力の新たな展開~ を後援 -
- 主催:文化遺産国際協力コンソーシアム
- (9)「美の継承展」を後援
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- 主催:ライザコーポレーション
- (10)「文化人・芸能人の多才な美術展」を後援
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- 主催:文化人・芸能人の多才な美術展実行委員会、文化財保存支援機構