財団の活動事例

熊本地震被災文化財復旧支援事業

熊本地震と財団

 2016年4月14日から16日にかけて熊本地方を震源とする大地震に九州北部の地は、襲われました。東日本大震災の傷も癒えない時期だけに人々は大きなショックを受けました。

 被害は震源地である熊本県が一番大きく、熊本のシンボルである熊本城は石垣の崩落、城郭を構成する全ての文化財建造物が大きな被害を受けました。熊本城は多くの人々の善意のもとに現在、昔日の姿を取り戻しつつあります。

 財団は、関係諸機関と共に被災文化財の救援・復旧活動の初期活動にあたるレスキュー事業の協力にいちはやく名乗りをあげました。

 そして、熊本地震の被災文化財の救援・復旧事業も5年計画で取り組みました。

 財団の創設者である平山郁夫先生は、常々「文化財を守ることは、人々の心を守ることだ」と申しておりました。私たちは、この精神のもと、各方面に協力を呼びかけました。その結果、今日までに1300万円余の浄財が寄せられております。

 財団は、2018年までは、主としてレスキュー活動の中心機関にあたる「熊本地震被災文化財等救援連絡協議会」への助成金を支出しました。

 2019年からは、熊本県教育委員会から推薦のあった対象に対し、事業委員会に諮り事業を進めております。

熊本地震被災文化財救援・復旧支援事業の内容

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